Virtual Realit-ism.

Addicted To Screen Door Effect

[Game] iB Cricket

★★★ iB Cricketとは ★★★
出来の良い野球ゲームを探していたのですが、VRにはそんなものはないという悲しい結果が判明。そこで目を付けたのが、クリケット。日本ではあまり馴染みのないクリケットですが、野球の従妹みたいなスポーツです。結構な数のクリケットゲームも存在するので、色々試してみた結果このiB Cricketに出会いました。現実的なボールフィジックスだけでなく、ゲームモードも豊富に用意されていて、非常に完成度の高いゲームです。野球好きの方にお勧めで、これがあれば、毎日自宅がバッティングセンターです。このゲームを購入して既に1年以上経ちましたが、今でも毎日のように、熱い対戦に熱中しています。ただバッティング中はかなり左右に振られるので、最低でも2m x 2.5mくらいのプレースペースがほしいです。
Meta Quest版と、SteamVR版があります。
★★★ ゲームモード ★★★
  • 「Quick Start」AI対戦。難易度、試合の設定、天候、時間帯、スタジアム等を自由に選択できます。各設定には週刊リーダーボードもあるので、他人のスコアと比較することもできます。共闘モードでプレーも可能。
  • 「Campaign」キャリアモードのこと。数々の課題をクリアしていくことで、草野球クリケットチームから、国代表チームまでのし上がれ!共闘モード対応。
  • 「Challenges」Campaignからキャリアモードを無くして、ただ単に色々ある課題をクリアしていくモード。
  • 「Leagues」には3種類あります。それぞれのリーグでの勝ち負けによってポイントを取得・損失して、他プレーとFanBaseポイントでのランキングを競い合います。
    • 「Expert League 50 Overs」四日ごとの時間差オンライン対人戦。「OPT IN」でリーグに参加登録。
    • 「Expert League 10 Overs」日替わり時間差オンライン対人戦。「OPT IN」でリーグに参加登録。
    • 「Expert League」プレーヤーのデータも元にした、AI対戦。他と違い一日に何戦でもできます。
  • 「Tournaments」には大きく別けて2種類あり、「Classic Tournament」と「360° Tournament」があります。Classicは通常ルールで開催されますが、360°はフィールドを区間に別け、各区間で取得出来る最大スコアに規制がかかります。双方共に更に3つのトーナメントがありますが、参加方法は同じです。ラウンドは8まで、各ラウンドは24時間ごとに進行していきます。第1ラウンドは予選で、スコアの上位128名が実際のトーナメントとなる第2ラウンドへ進めます。また第1ランドは何回でも挑戦可能ですが、第2ラウンドからは一発勝負になります。優勝するには7連勝しなければなりません。ちなみに自己最高は準決勝止まりです。
    • 「iBC 250 Tournament」平日に行われるトーナメントで、対戦するAIの難易度は、一番簡単な設定になっています。
    • 「iBC 500 Tournament」週末に2回行われます。
    • 「iBC 1000 Tournament」月2回行われるトーナメント。隔週の週末に開催され、対戦するAIの難易度は、一番難しい設定になっています。
  • 「Player vs Player」リアルタイムでのオンライン対人戦。
  • そのほかにも、カスタムトーナメントや、複数の練習モードがあります。
★★★ ゲームを遊ぶ為に必要なクリケットのルールを、野球と比較して説明 ★★★
  • 「Over」とは野球でいうイニング。ただちょっと違うのは、1 Over = 6球と球数が決まっています。Overを「T」文字で表現することもあり、例えばT20というと、20 Oversで最大120球の試合となります。
  • 「Wicket」とは野球でいうアウト。試合のスタート画面や、開場のスコアボードで「Wkts」と省略されて表示されています。このゲームでWicketを取られる条件は3つ。
    1. フライボールを取られる。
    2. Batman(バッター)の後ろにあるStampと呼ばれる3本の柱か、その柱をつないでいるピースのこともWicketと呼びますが、そのいずれかが崩れた場合。これは空振りをしてボールが当たるなり、バットを大振りして自らバットで崩してもいダメ。
    3. Wicket Keeper(捕手)がボールをキャッチして、そのボールをすかさずStampかWicketに当てた際、Batmanの立ち位置がStampから離れすぎていた場合。ゲーム内では、地面を見ると、黄色い線で「HEAD CREASE」と記されている位置を超えている場合になります。
  • 試合の長さは色々あり、試合のスタート画面で確認出来ます。 20 Overs 10 Wicketsの場合だと、球数が120球に達するか、アウトの数が10で試合終了となります。
  • 「Bowler」とはピッチャーのことで、1 Over毎にbowlerが変わります。147kmの剛速球のbowlerもいれば、変化球のbowlerもいます。
  • 「Batman」とはバッターのことですが、野球と異なるのは、Batmanは1人ではなく2人。VRゲーム内では、本物のもクリケットのように2人のバッターが走ることがないので、ここでは、常に2人選ぶ必要があるという認識で十分です。奇数のスコアが出た場合、実際にバットを振るBatmanが交互に入れ替わります。
  • スコアは、1ヒットにつき0~6点取得できます。実際のスポーツでは、ボールを打った後、2人のBatmanがCrease線(ちょっと違いますがわかりやすく言うと、両サイドにあるバッターボックスの間)を何往復できるかで得点が決まります。VRでは走れないので、単純にボールを打ってから、フィールダーにキャッチされるまでの時間と、フィールダーの送球力によって0~4点。ボールがBoundary(外壁)にゴロで届くと4点。バウンドせずに外壁に届く・超えた場合は6点。野球と違うのは、フィールドは360度なので、後ろに飛んで行ってもスコアに加算されます。最終的に、相手の総合スコアを超えれば勝ちです。
★★★ ゲームオプション説明 「Settings」→「Game Settings」 ★★★
ここでは重要なゲームオプションのみ説明しますが、他にも、コントローラーの握り調節や、アバター設定、Bowler・Batmanの名前設定などもあります。
  • 「Ball Trail On Hit」ボールを打った後の軌道線を表示(Enable)・非表示(Disable)。
  • 「Ball Delivery Trace」Bowlerが投げたボールの球種の色表示のオン(Enable)・オフ(Disable)。下記の色を把握しておけば、大体さばけます。
    • 水色: バウンス後、左に曲がる。
    • オレンジ: バウンス後、右に曲がる。
    • 黄緑: バウンスした時の跳ね上がりが高い。
    • 紫: バウンスした時の跳ね上がり低い。
    • 白: 低速。チェンジアップってやつですね。
    • 赤: バウンド後、微妙に加速する。
  • 「All Options at End of Ball」投球後に全てのオプション表示。(デフォルトでは簡略化されている項目のみ表示されています。)
  • 「Crowd Settings」観客の表示・非表示。非表示だとコロナ真っ只中のプロ野球みたいになる。
  • 「Choose Your Strong Hand」右・左打者選択。
  • 「Play As」チーム選択。
  • 「Bowling Delivery Settings」ピッチャーの投球方法。「Manual」の場合は、審判にガン飛ばすか、「Next Ball」ボタンを押すかで次の投球が始まります。「Automatic」の場合は秒を選択。
  • 「Performance Mode」スコアボードを非表示にしてFPSを上げる。